Room'sマイページ
2024
6/1

住みながら家を売る時のポイントと注意点|メリット・デメリット

不動産ブログ2026.09.16 更新
住みながら家を売る時のポイントと注意点|メリット・デメリット

家を売却するときは、空き家にしてから売るのが一般的な方法として知られています。そのため「住みながら売るのは大変そう」「売れないのでは」とためらう方も多いのではないでしょうか。

実は、住みながらの売却には売主にも買主にもメリットがあります。ただし、成功させるにはいくつかのポイントを押さえることが大切です。この記事では、高崎・前橋で不動産売却をお手伝いしているRoom’sが、メリット・デメリットと、売却を成功させるポイントを解説します。

この記事でわかること
  • 住みながら家を売却する4つのメリット
  • 住みながら売却する際のデメリット(主に内覧時)
  • 売却を成功させる7つのポイント
  • 気になる点を正直に伝えるべき理由(契約不適合責任)
  • 新居探しや不動産会社選びで気を付けること

住みながら家を売却する4つのメリット

1. 費用を抑えられる

住みながら売却すると、一度空き家にしてから売るよりも諸費用を抑えやすくなります。空き家にしてから売る場合、売れるまでの仮住まいを用意する方が多く、安い住まいを選んでも引越し費用などの初期費用がかかります。

住みながら売却すれば、買主に明け渡す日まで住み続けられるので、仮住まいは必要ありません。売れてから新居に引っ越せば、売却資金を引越し費用にあてることもできます。

無駄な費用を減らせて新居探しもゆっくりできるため、資金計画を立てやすくなります。住み替えのために今の家の売却を考えている方には、大きなメリットです。

2. ダブルローンを避けられる

新居を購入してから、空き家になった家の売却を待つ方もいます。仮住まいを用意するより初期費用は抑えられますが、売却予定の家にローンが残っていると、新居とのダブルローンになってしまいます。

売却先が決まるまで二重にローンを払うため、時間的な制約が生まれます。すぐに決まれば安心ですが、どうなるかは状況次第です。住みながら売却を待てば二重の支払いの心配がなく、心にも時間にも余裕を持って売却先を探せます。

3. 内覧時に生活イメージを持ってもらえる

住みながら売却する場合、実際に暮らしている状態の家を見てもらえます。家具や家電がない空き家は、物を置いたときより広く感じられるため、住んでから「リビングはもう少し広いほうが良かった」「キッチンが思ったより狭い」とイメージのずれが起きることがあります。

モデルルームも、ホテル暮らしのような非日常感が演出されているため、実際の生活とのずれが起きやすいものです。暮らしている家なら、家具を置いた状態の広さや部屋の使い方がわかり、購入を検討しやすくなります。

また、内覧時に住み心地を聞かれることもあります。日差しの入り具合、外の騒音、キッチンの使い勝手など、住んでいるからこそわかる魅力を伝えられるのは大きなメリットです。

4. 家の劣化を防げる

家は、人が住んでいないと傷みやすいといわれます。閉め切った部屋は湿気がこもってカビが発生しやすく、ホコリがたまったり臭いがこもったりします。

空き家にして売る場合は、換気や掃除、庭付きなら草木の手入れなど、売れるまで定期的なメンテナンスが必要です。空き家の期間が長くなるほど傷みが進みやすく、場合によってはお金をかけた補修が必要になることもあります。

売却する日まで住んでいれば手入れを続けられ、設備も使える状態を保てるため、空き家特有の劣化を防げます。

住みながら家を売却するデメリット

デメリットは主に内覧のときに生じます。事前に把握しておけば、売却活動を始めてからも慌てずに済みます。

内覧で予定が自由に組めない

売却活動を始めると、購入を検討している方の内覧予定が入ります。休日に内覧を希望する方が多いため、売れるまで休日の予定が内覧で埋まりがちです。休日に仕事で不在の方や、家にいる時間が少ない方は立ち会いが難しいかもしれません。

基本的には不動産会社と内覧スケジュールを作りますが、急に予定が入ることもあります。外出の予定が立てにくく、家での自由時間も制限されるうえ、掃除など見栄えを整える準備時間も必要です。

補足

内覧の立ち会いは家族全員で行う必要はなく、代表者1人がいれば大丈夫です。売却活動を始める前に、誰が立ち会うかを家族で話し合っておくとよいでしょう。

生活感を出しすぎると売れにくい

生活イメージを持ってもらえる反面、生活感が出すぎると売れにくくなります。購入を検討している方は、自分たちがこの家で暮らせるかを見に来ます。資料では気に入っていても、内覧で汚く感じれば購入意欲は下がってしまいます。

家具や家電による多少の生活感は仕方ありません。しかし、整理整頓が行き届いていない、収納が物置のようになっているといった状態はマイナスの印象になります。どこを見られてもいいように整えておきましょう。

住みながら売却を成功させる7つのポイント

1. 見栄えをよくする

日々の掃除はもちろん、長年住んでいて落ちない汚れがあれば、ハウスクリーニング業者に依頼してきれいにしておくとよいでしょう。水回りのカビ、天井や壁紙の汚れなど、住んでいると気にならなかった部分は特に注意してください。

物を少なくしておくことも大切です。物があふれていたり、収納がパンパンだったりすると悪い印象を与えます。引越し前の断捨離と考え、売却活動の前に不要なものは処分しておきましょう。

購入を考えている方は、家を隅々まで見たいと思っています。見せられない場所や隠している場所があると不信感につながるので、どこを見られても問題ないようにしておきましょう。

玄関と明るさのチェック
  • 玄関は「家の顔」。入ってすぐに素敵だと感じてもらえる工夫を
  • 普段より照明を明るくする
  • お花や観葉植物などの緑を置く
  • 内覧時は家中の明かりをつけ、明るく開放的な雰囲気に

2. 内覧の方をお客様として迎える

内覧で見られるのは家だけではありません。案内や対応は基本的に不動産会社が行いますが、売主の立ち会いも必要です。お客様用のスリッパを用意するなど、気持ちよく見学してもらう気配りも大切です。

対応が悪いと、購入意欲がそがれてしまいます。誰でも対応のいい人から物を買いたいものです。家だけでなく、自分たちも見られているという意識を持って対応しましょう。

3. 住民目線で魅力を伝える

住みながら売却する場合、内覧時に購入を検討している方と直接話せる機会があります。不動産会社の目線ではわからない、住んでいる人ならではの魅力を伝えられるとよいでしょう。

ただし、売主が率先して案内や営業をする必要はありません。押しが強すぎると引かれてしまい、逆効果になることがあります。

おすすめは、住んでいるからこそわかる良さや気になる点を資料にまとめておくことです。周辺のお店事情、駅までの道のりや距離、道路状況、周辺の環境など、今後の暮らしの参考になる情報は購入の後押しになります。

注意

良くない部分や住んでいて気になる点も、正直に伝えましょう。売りたい気持ちから悪い点を隠すと、信用されません。

2020年4月1日に施行された改正民法では、引き渡した家が種類・品質・数量に関して契約の内容に適合しない場合、売主は「契約不適合責任」を負います。買主は、修補などの追完請求、代金減額請求、損害賠償請求、契約の解除ができ、不適合を知ってから1年以内にその旨を売主へ通知する必要があります。

雨漏りや設備の不具合など気になる点は、売却活動の前に不動産会社へ伝え、契約の内容にきちんと反映してもらうことが大切です。資料のまとめ方がわからない場合も、不動産会社に相談してください。制度の概要は法務省「民法の一部を改正する法律(債権法改正)について」でも確認できます。

4. 内覧者だけの時間を用意する

住みながらの売却では、不動産会社の担当者と売主が立ち会います。ただ、立ち会い者がいると、細かく確認したい部分をじっくり見づらいものです。数分でもいいので内覧者だけの時間を用意すると、気になるところを自由に見られ、購入を検討しやすくなります。

5. 内覧予約は日中に組む

家の購入を検討する方の多くは、日当たりを気にしています。リビングにどれだけ光が入るか、寝室への太陽の向きなどがわかる日中の内覧がおすすめです。

日中は家全体が明るく感じられ、それだけで良い印象を与えられます。日中でも照明をつけて、太陽光と照明で家をきれいに見せましょう。

6. 新居も並行して探しておく

売却が決まったら、買主への引き渡し日までに引越しを終えなければなりません。売買契約では、買主の希望入居時期を考慮しつつ、引き渡し日に猶予を持たせて契約しておきましょう。

引き渡しまでに新居が見つからないと仮住まいが必要になり、住みながら売るメリットが薄れてしまいます。いつ買主が決まるかはわからないので、売却活動と同時に新居探しを進め、事前にシミュレーションしておきましょう。

補足

年度替わりなど引越しが集中する時期は、引越し費用が高くなりやすい傾向があります。買主の意向もありますが、日程に余裕があれば混み合う時期を避けて計画するとよいでしょう。

7. 不動産会社選びは入念に

不動産会社はどこも同じではありません。住みながらの売却を成功させるには、地域の売却実績があり、内覧の調整まで丁寧にサポートしてくれる不動産会社を選ぶのがよいでしょう。依頼する際は、過去の売却実績などを確認しておくと安心です。

担当者によっても結果は変わってきます。査定を依頼するときは、担当者と相性が合うかどうかも見ておきましょう。

よくある質問

内覧には家族全員で立ち会う必要がありますか?
必要ありません。代表者1人が立ち会えれば、内覧の予定は立てられます。
家の気になる不具合は、買主に伝えたほうがよいですか?
正直に伝えましょう。引き渡した家が契約の内容に適合しない場合、売主は契約不適合責任を負い、買主から修補や代金減額などを求められることがあります。気になる点は事前に不動産会社へ伝え、契約の内容に反映してもらうと安心です。
売却が決まったのに新居が見つからない場合はどうなりますか?
引き渡し日までに引越しを終える必要があるため、仮住まいを用意しなければなりません。売却活動と並行して新居探しを進め、契約時は引き渡し日に猶予を持たせておきましょう。

まとめ

  • 住みながらの売却は、費用を抑えやすく、ダブルローンを避けられ、家の劣化も防げる
  • デメリットは内覧で予定が組みにくいことと、生活感が出すぎると売れにくいこと
  • 見栄えを整え、内覧者を丁寧に迎え、住民目線の情報を正直に伝える
  • 契約不適合責任があるため、気になる点は隠さず事前に伝える
  • 新居探しは並行して進め、不動産会社は実績や担当者との相性で選ぶ

内覧の調整や片付けなど大変な部分はありますが、その分余裕を持って売却先が決まるのを待てます。まずは信頼できる不動産会社に、ご自宅の売却について相談することがスタートです。

Room’sは地域密着のネットワークを活かし、高崎・前橋の不動産に関わってきました。不動産売却では、地域の相場をよく知っていることが大切です。売主様の利益を考え、ご希望に沿った売却をお手伝いいたします。不動産のご売却をお考えの際は、お気軽にご相談ください。

\ この記事をシェアする /
株式会社Room’s
この記事を書いた人
株式会社Room’s
群馬県高崎市の不動産会社

群馬県高崎市・前橋市の不動産情報を発信しています。賃貸物件の管理から売買、建築相談、リノベーションまでお気軽にお問い合わせください。

関連記事